京都観光～京都癒しの空間と騒乱の爪痕～観光名所（南禅寺）☆京都観光情報満載サイト☆

-歴史-
正応4年(1291)、亀山上皇が離宮を大明国師に与えて
禅寺に改めたのが起こりです。
また、京都五山の上に位置したという
格式の高さを誇っており、
当時最も傑出した日本文化史上重要な役割を果した
禅僧が歴代住持として住山し五山文学の中心地として
栄えました。

-見どころ-
歌舞伎『山門五三桐』で石川五右衛門が
『絶景かな、絶景かな』と大見得を切る
舞台となった山門があることでも有名です。
このお馴染みの山門は、
2層からなる高さ22ｍの壮大な楼門で、
その門前に建つ石燈篭も高さ6ｍを誇り、
日本一大きいことで知られています。
寺域内には日本を代表する見事な庭園の数々があり、
中でも国宝大方丈の『虎の子渡し』と呼ばれる庭園は、
樹木と石組を一ヵ所にまとめ
広い余白が楽しめるようになっており、
小掘遠州作の禅院式枯山水の代表的な庭園で
見ごたえがあります。
また、大方丈(国宝)は、天正年間豊臣秀吉が
建造寄進した御所の清涼殿を
慶長16年(1611)に移したものです。
この清涼殿に接続された後方の建物である小方丈(国宝)は
桃山城の小書院を移したもの。
大方丈･小方丈ともに、
狩野探幽ら狩野派の筆による襖絵があり、
小方丈の襖絵は『水呑みの虎』と呼ばれ特に有名です。
南禅寺境内の南奥にある方丈から
山手へ上るとたどり着く南禅院は亀山上皇の
離宮・上の宮の跡に造られた別院で、
南禅寺の名前はこの院名に由来しているとのことです。
庭園は夢想国師作と伝わる池泉回遊式庭園で
鎌倉時代の代表的なもので周囲は深い樹林に包まれ、
離宮当時の面影を残しています。
また、幕末期には阿波徳島藩・肥後熊本藩本陣が
置かれました。
梁川星願や、横井小南の墓所もあります。
見頃は、桜が咲く春と、秋の紅葉です。