京都観光～京都癒しの空間と騒乱の爪痕～観光名所（来迎院）☆京都観光情報満載サイト☆

-歴史-
日本音楽の源流といわれる声明の発祥地で、
日本天台宗を開宗した伝教大師最澄の直弟子の
慈覚大師円仁が声明の修練道場として開山されたものです。
一時期衰退しましたが、
平安時代末、融通念仏の開祖・聖応大師良忍は、
円仁が伝えた声明を統一し魚山流声明を集大成されました。
この魚山流はその後天台声明の主流となり、
良忍上人以後来迎院からは、湛智・宗快・喜淵などの
声明評論家を輩出し
声明の本山としての血脈を守り続けました。
(※融通念仏とは、一人の念仏と衆人の念仏とが
互いに融通しあって往生の機縁となること)

-見どころ-
本尊の薬師、阿弥陀、釈迦の三如来像(重文)は、
藤原時代の木像漆箔寄木造で、
円満な相好とやわらかい曲線により、
優雅な美を構成しています。

◇修正会◇
１月2日に行われる行事で、三十三度法要とも呼ばれ
無病息災を祈る一風変わった法要です。
ササラと棒を持って｢33度｣と声を上げ、
飛んだり跳ねたりします。