京都観光～京都癒しの空間と騒乱の爪痕～観光名所（安井金比羅宮）☆京都観光情報満載サイト☆

-歴　史-
天智天皇の御代に藤原鎌足が一堂を創建し、
紫色の藤を植え藤寺と号して、
家門の隆昌と子孫の長久を祈ったことに始まります。
崇徳天皇は特にこの藤を好まれ、
久安２年に堂塔を修造し、
寵妃烏丸殿を住まわされました。
崇徳上皇が保元の乱に敗れ讃岐で崩じられた時、
烏丸殿は寺中の観音堂に上皇より賜った
自筆の御尊影をお祀りされました。
治承元年、大円法師が御堂にご参拝されました時に、
崇徳上皇がお姿を現わされ往時の盛況を
お示しになられました。
このことを直ちに後白河法王にお伝えし、
詔によって建治年間に建立された、
光明院観勝寺が当社の起こりといわれています。
光明院観勝寺は応仁の乱の兵火により
荒廃してしまいましたが、
元禄８年に太秦安井にあった
蓮華光院が当地に移建されました時に、
その鎮守として崇徳天皇に加えて、
讃岐金刀比羅宮より勧請した大物主神と、
源頼政を祀ったことから
安井の金比羅さんの名で知られるようになりました。

-見どころ-
主祭神の崇徳天皇が、讃岐の金刀比羅宮で
いっさいの欲を断ち切って参籠されたことから、
悪縁を切って、良縁を結ぶ祈願所として
信仰されてきました。
男女の縁はもちろん、病気、酒、煙草、賭事など、
全ての悪縁を断ち切っていただけます。
通ると御利益があるという石には
大量のお札が貼られています。