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-歴史・見どころ-
狙撃場所・伏見区旧伏見街道沿いの墨染～丹波橋付近
慶応3（1867）年12月18日夕刻、
近藤勇が二条城からの帰り、
御陵衛士の残党（先日油小路で
党首の伊東甲子太郎ら4人を
新撰組に討たれたばかり）に
伏見街道墨染の辺りで狙撃される事件がありました。
右肩に銃弾が当たり、相当重傷だったようですが、
近藤はそのまま馬を走らせ、
自陣である伏見奉行所まで戻りました。
お供の隊士の石井勇之進と馬丁は
その場で斬殺されています。
近藤はこの時の傷が原因で大坂で
療養生活を余儀なくされました。
近藤が狙撃された場所ははっきりとは解りません。
御陵衛士の残党達は藤森神社の南北に分かれて
挟み撃ちにしようと鉄砲を用意し、
墨染の民家に身を潜めていたと言われています。
その説だと藤森神社付近になります。
だが、薩摩藩の報告書や
元御陵衛士の阿部十郎の証言によると、
墨染から約1km南の伏見街道丹波橋筋付近
（現在の国道24号線沿い、市バス丹波橋バス停付近）とも
言われています。
街道が屈曲している尾張藩邸付近、と言う
証言（ここは藤森神社で見た伏見の古地図によると
丹波橋付近に重なる。）もあります。
近藤遭難の地の決め手が見つからないまま
現在に至っています。
藤森神社～墨染～丹波橋まで伏見街道沿い
（直違橋通～国道24号線）である事は確かです。