京都観光～京都癒しの空間と騒乱の爪痕～観光名所（不動堂村屯所跡）☆京都観光情報満載サイト☆

-歴史・見どころ-
慶応３（1867）年6月15日、新撰組は屯所を
西本願寺から不動堂村に移しました。
現在のリーガロイヤルホテルの辺りが
不動堂村の屯所があったと思われます。
堀川通りを挟んで東側、
今の資生堂ビルの辺りという説もありますが、
リーガロイヤルの辺りだとすると西本願寺から
堀川通を南に700mくらい下がった、
ご近所の引っ越しでした。
新屯所の近所には近藤勇の妾宅があります。
西本願寺では防備が薄いと心配した新撰組が
寺院側に移転を申し入れ、兼ねてから新撰組に
迷惑していた西本願寺にとっては良かった
話だったようで、新屯所建築費用まで負担しました。
不動堂村屯所の敷地は約１万平方メートルで
外観は大名屋敷のようだったと言います。
中央に大広間、その両側に大廊下があり、
廊下に沿ってに隊士達の部屋、近藤・土方らの居間が
建ち並び、武芸道場、客間、馬屋、物見櫓もありました。
まるで寺院のような広い台所や
30人が一度に入れる風呂まであったと言われています。
これほど立派な屯所を建てたにも関わらず、
約半年後に幕府勢力の衰退で
新撰組は不動堂村を撤退し伏見の奉行所に移りました。