京都観光～京都癒しの空間と騒乱の爪痕～観光名所（西周の塾跡）☆京都観光情報満載サイト☆

-歴史・見どころ-
『哲学』『心理学』『意識』『知覚』『感覚』
『概念』『抽象』『主観』『客観』などなど、
これらはすべて、西周が作った学術用語の訳語です。
今ではすっかり日用語として
定着している言葉ばかりです。
彼が近代日本の思想界に与えた
影響の大きさがうかがえます。
西周は、代々津和野藩典医を務める家の長男として、
父時義、母カネの間に生まれました。
大変な勉強家で、四歳の時から
祖父に儒学を教え込まれ、
素晴らしい素質を示しましたが、
家業の外科医の勉強に専念します。
その後、藩主から医学をやめて
儒学を修行するようにいわれますが、
ペリー来航の時に江戸に出た西周は、
洋学に興味を持ち、彼の才能を認めた
幕府はオランダ留学を命じます。
ライデン大学でフィセリングに学び、
帰国してからその講義録を
『万国公法』として刊行しました。
名著『百学連環』では、
はじめに挙げた多くの学術用語の訳語を
創造しています。のちに貴族院議員となります。
真相は未だ謎につつまれている。